猫田に小判 -新館 -

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No.103

コンポートという必殺技の話

No. 103 :
#徒然なる日記 #どうでもいい思い付き

講習会をやっていると、たまに食材を頂くことがある。スーパーで食材を買っていると粗方、買う物が固定されてくるので、こういう頂き物は自分の範疇外だったりして案外新鮮なものだ。頂いたのは、けっこう大きめな梨。
そろそろ梨の季節かぁと思いながら冷蔵庫で冷やし、剥いて食ってみたら、これがかなり渋い。渋柿ほどではないが、全く甘さが無い上に口の中がシブシブで喉もちょっとイガイガする。私はメロンやキウイを食うと喉がイガイガするのだが、梨でこうなるのは初めてである。

捨てるのは勿体無いし、いや、そもそも渋い梨などというものは存在するのか?とネットで調べたら、やはり渋い梨というのは存在するらしい。
そして、甘く煮ると食えるようになるのだそうだ。コンポートというお洒落な調理名も付いていると知る。コンポートというと果物を乗せる器しか知らなかったのだが(器馬鹿)、あれは料理名なのか。
しかし、焦げないように火加減を調整したり時間もかかるし、結構面倒そうなのでどうしたものかなと思いながら、もう少し簡単にどうにか出来る方法はないのかと調べたら、砂糖を掛けてレンジでチンするだけでコンポートを作れることが分かり、やってみることにした。

梨を剥いて適当に小さく切り、耐熱容器に入れたら梨1個に砂糖大さじ1~1.5を掛けて、ラップをしてレンジで加熱。それだけ。
酸化防止でレモン汁を入れたりするみたいだが、そのためにレモンやレモン汁を買うのも何だし、元々が渋い梨なのでカテキン豊富だから酸化防止はしなくてもいいだろうと加えたのは砂糖のみ。

600Wで5分くらい加熱すると梨から水が出てきて勝手にシロップに浸かったコンポートになる!あぁなるほど、梨の缶詰というのはコレかと、なかなかに感動する。

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ちなみに、取り出して梨が半透明になっていない時は加熱不足なので追加で加熱するように。
あとは、粗熱を取ってから冷蔵庫で冷やすと完成なのだが、このとき閃いた。

冷やすのではなく、冷凍したら、ガリガリ君の梨味になるのではないだろうか?

シロップごと冷凍するとカッチカチの固まりになって食うのが大変なのは明白なので、梨だけ取り出して冷凍し、翌日に食ってみた。

『完全にガリガリ君の梨味である』。

冷凍すると甘みを感じにくくなるのでコンポート用だと少し甘味が足りない感じもするが、まごうことなきガリガリ君である。ジップロックに入れて冷凍し、少しずつ消費することにした。

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自分の閃きは大したものだと思うと同時に、ガリガリ君の梨味を開発した赤城乳業の凄さも感じずにはいられない。ちなみに、シロップは薄めて美味しく飲みました。梨風味でこれも旨かった。

そんなわけで、図らずも梨からガリガリ君の梨味を作る方法を知ってしまった。
果物はそのまま食うのが一番旨いと思うが、もう少し日持ちさせたいとか、そのまま食うのはちょっと、という時はガリガリ君にするというのも一考だと思う。

〔 1264文字 〕 編集

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