No.98, No.97, No.96, No.95, No.94, No.93, No.92[7件]
金継ぎの意味合いという話
No.
98
:
Posted at
2024年07月01日(月)
#徒然なる日記 #金継ぎ #どうでもいい思い付き
金継ぎが「壊れたことを隠さず美しく装飾して目立たせる」という話は昔からの思想みたいに言われているが、私が仕事を始めた頃に金継ぎのそんな解釈は聞いたことが無かったし、昔の書物にそういう話も出てこないので(そもそも金継ぎは修理跡を隠すために蒔絵をしているわけだし)、恐らくこの思想もどきは、明治維新に茶道が陥落して茶道具が二束三文で市中に出回った後、割れ物を少しでも高値で売るための方便としてあった話を掘り返してきたか、SDGsで一発当てようと考えた人が作った江戸しぐさみたいなものだろうと思っている。金継ぎ自体は現象や結果であって、そこに良い悪いや上下は無いと思うが、変な思想とセットになって善行として勘違いが広まっていくのは困ったもんだなとは思う。
まぁ、困ったことはさておき、では、現代において金継ぎの思想って一体何なのかと考えていて気付いたのは、金継ぎって意外とロックと同じ立ち位置だったりするのではないかという事。金継ぎがロックなわけではなく、あくまでも立ち位置ね。
ロックは音楽ではなく人生だとか言ったりするけれど、要するにロックな生き方を選ぶ、その結果、ロックという歌が形として現れてくるという事なのだと思う。
金継ぎもそれに似ているような気がして、では、金継ぎはどんな生き方に対して現れてくるものなのかというと、突き詰めれば「手入れをしていく」という生き方なのだと思う。手元にある物に対して手を入れてくという生き方を選んだ。それを表すものとして金継ぎした物というのが出てくるのではないかと思う。
圧倒的に物が足りない時代であれば、手入れをするのは仕方が無いというか、それ以外の選択が無いので生き方とは違うものだと思うわけだが、物が多過ぎる現代においての手入れは、選択的生き方の一つということになるのだろう。消費を繰り返すという生き方に対して、手入れを繰り返すという生き方、みたいなのが金継ぎの意味合いとしては一番大きいのかもなぁと考えている。
金継ぎが「壊れたことを隠さず美しく装飾して目立たせる」という話は昔からの思想みたいに言われているが、私が仕事を始めた頃に金継ぎのそんな解釈は聞いたことが無かったし、昔の書物にそういう話も出てこないので(そもそも金継ぎは修理跡を隠すために蒔絵をしているわけだし)、恐らくこの思想もどきは、明治維新に茶道が陥落して茶道具が二束三文で市中に出回った後、割れ物を少しでも高値で売るための方便としてあった話を掘り返してきたか、SDGsで一発当てようと考えた人が作った江戸しぐさみたいなものだろうと思っている。金継ぎ自体は現象や結果であって、そこに良い悪いや上下は無いと思うが、変な思想とセットになって善行として勘違いが広まっていくのは困ったもんだなとは思う。
まぁ、困ったことはさておき、では、現代において金継ぎの思想って一体何なのかと考えていて気付いたのは、金継ぎって意外とロックと同じ立ち位置だったりするのではないかという事。金継ぎがロックなわけではなく、あくまでも立ち位置ね。
ロックは音楽ではなく人生だとか言ったりするけれど、要するにロックな生き方を選ぶ、その結果、ロックという歌が形として現れてくるという事なのだと思う。
金継ぎもそれに似ているような気がして、では、金継ぎはどんな生き方に対して現れてくるものなのかというと、突き詰めれば「手入れをしていく」という生き方なのだと思う。手元にある物に対して手を入れてくという生き方を選んだ。それを表すものとして金継ぎした物というのが出てくるのではないかと思う。
圧倒的に物が足りない時代であれば、手入れをするのは仕方が無いというか、それ以外の選択が無いので生き方とは違うものだと思うわけだが、物が多過ぎる現代においての手入れは、選択的生き方の一つということになるのだろう。消費を繰り返すという生き方に対して、手入れを繰り返すという生き方、みたいなのが金継ぎの意味合いとしては一番大きいのかもなぁと考えている。
どうも改ざんのターゲットにされたっぽい話 その2
No.
97
:
Posted at
2024年06月14日(金)
#徒然なる日記
また不正侵入された。
分かったのは、index.htmlファイル名を index.html.oldに書き換えて、index.phpファイルを生成しているという事。どうも週一でアタックかけられているような感じ。
index.html.oldのファイル名をindex.htmlに直し、index.phpファイルを削除する手順で使えるようになるのは分かったので、とりあえずレンタルサーバに報告しておいた。
また不正侵入された。
分かったのは、index.htmlファイル名を index.html.oldに書き換えて、index.phpファイルを生成しているという事。どうも週一でアタックかけられているような感じ。
index.html.oldのファイル名をindex.htmlに直し、index.phpファイルを削除する手順で使えるようになるのは分かったので、とりあえずレンタルサーバに報告しておいた。
どうも改ざんのターゲットにされたっぽい話
No.
96
:
Posted at
2024年06月08日(土)
#徒然なる日記
困ったことに、またサイトが改ざんされてアクセス出来なくなっていた。
どうやらindex.htmlファイルを削除してフィッシングサイトに飛ばすWordpressのindex.phpのファイルを置くという手法と思われる。一度成功すると巡回先に登録され、定期的に同じ処置をしていくプログラム動作なのかもしれない。
幸いにというか、Wordpress関連は全て削除してあるのでプログラムの途中でエラーが出てフィッシングサイトに飛ばす被害までは出ていなかったようだが、その代わりにindex.htmlが削除されているのでサイトにはずっとindex.phpのエラー表示が出ていた模様。
こんな事を言うのも何だけど、登録先が過疎地かどうかの判定も入れて巡回断念するA.I.も併せて作ってもらえたら、たぶん、ここに来ることは無くなるだろうしお互いにウィンウィンなんだがな。いや、根本的にそういう事をするのが消滅してくれたほうが嬉しいけど、それは無理でしょうから。
困ったことに、またサイトが改ざんされてアクセス出来なくなっていた。
どうやらindex.htmlファイルを削除してフィッシングサイトに飛ばすWordpressのindex.phpのファイルを置くという手法と思われる。一度成功すると巡回先に登録され、定期的に同じ処置をしていくプログラム動作なのかもしれない。
幸いにというか、Wordpress関連は全て削除してあるのでプログラムの途中でエラーが出てフィッシングサイトに飛ばす被害までは出ていなかったようだが、その代わりにindex.htmlが削除されているのでサイトにはずっとindex.phpのエラー表示が出ていた模様。
こんな事を言うのも何だけど、登録先が過疎地かどうかの判定も入れて巡回断念するA.I.も併せて作ってもらえたら、たぶん、ここに来ることは無くなるだろうしお互いにウィンウィンなんだがな。いや、根本的にそういう事をするのが消滅してくれたほうが嬉しいけど、それは無理でしょうから。
猫田さんと猫田に小判の話
No.
95
:
Posted at
2024年05月11日(土)
#徒然なる日記 #猫
サイトの不正アクセスで旧館のブログを閉鎖にしてしまったためブログタイトルを「猫田に小判」にした理由も消えてしまったので、一応、書き残しておこうと思う。
このブログは、元々、東京の陶芸教室で仕事をしていた時に迷い込んできた子猫の「猫田さん」を、私が田舎に戻る時に連れて来てしまったため、陶芸教室の皆さんに猫田さんの現状報告をしようと思って立ち上げたものだ。
「猫に小判」という諺は「馬の耳に念仏」と同じ意味で使われるが、田舎に無理やり連れてきたのに頑張って私に付き合ってくれている猫田さんに感謝を伝えたいという気持ちから、猫田さんに小判を献上するという意味で付けたタイトルが「猫田に小判」だったりする。諺ありきで付けたタイトルではあるが、意味は全く逆というか、猫に小判の意味合いは無い。
猫田さんは田舎に来てから10年くらいで天に召されてしまったが、出会った事への感謝は変わらずということでブログタイトルはそのまま残している。
X(旧ツイッター)のアカウントは、このブログタイトルに由来している。
サイトの不正アクセスで旧館のブログを閉鎖にしてしまったためブログタイトルを「猫田に小判」にした理由も消えてしまったので、一応、書き残しておこうと思う。
このブログは、元々、東京の陶芸教室で仕事をしていた時に迷い込んできた子猫の「猫田さん」を、私が田舎に戻る時に連れて来てしまったため、陶芸教室の皆さんに猫田さんの現状報告をしようと思って立ち上げたものだ。
「猫に小判」という諺は「馬の耳に念仏」と同じ意味で使われるが、田舎に無理やり連れてきたのに頑張って私に付き合ってくれている猫田さんに感謝を伝えたいという気持ちから、猫田さんに小判を献上するという意味で付けたタイトルが「猫田に小判」だったりする。諺ありきで付けたタイトルではあるが、意味は全く逆というか、猫に小判の意味合いは無い。
猫田さんは田舎に来てから10年くらいで天に召されてしまったが、出会った事への感謝は変わらずということでブログタイトルはそのまま残している。
X(旧ツイッター)のアカウントは、このブログタイトルに由来している。
猫田に小判 -旧館- を閉鎖にした話
No.
94
:
Posted at
2024年05月10日(金)
#徒然なる日記 #告知 #猫
何日か前に、レンタルサーバのサポートから「ご利用サイトが不正アクセスにより改ざんされフィッシングサイトへリダイレクトされていると通報があり、改ざんと思われる挙動を確認したためサイトの公開停止措置を実施致しました。」というメールが来た。緊急処置でFTPパスワードを変更したので、変更パスワードでサイトに入って確認してほしいとの事。
どうせ新手のスパムメールでしょと思ったのだが、送信アドレスを確認したところ、どうやら本当にレンタルサーバサポートらしく、サイトを確認してみたら「403 Forbidden」と表示されている。FTPで入ってみたらパブリックフォルダの属性が000になっていて、これは間違いなく本当の話だと分かる。
サイトの再開を希望するが、そのためにはどうしたら良いのか?とメールしたところ、改ざんされたのはWordpressを使った猫田に小判-旧館-で、レンタルサーバ側でWordpressの初期化を実行しないといけない。ただし初期化をするとWordpressの記事は全消去になるという説明を受けた。
え~、こんな誰も見ていないようなサイトに忍び込んで改ざんしたところで何もメリット無いだろうと思うのだが、Wordpressは今や世界標準と言ってもいいほどのブログCGIだし、不正アクセスで改ざん出来るなら弱小サイトだろうが関係なく片っ端からやっているということか。にしても、まさか自分のところが改ざん対象になった上に初期化でデータ消えるという青天の霹靂。
猫田に小判-旧館-は使っていないとはいえ、1996~2000年までやっていたイラスト仕事や、2003年に栃木に帰ってきてから金継ぎ店を始めるまでと始めた後の試行錯誤やノウハウを書いたり、何よりブログタイトル「猫田に小判」の元になった猫田さん(東京で拾って栃木に連れてきた片目の猫)の生前の話と写真の思い出が詰まりまくりのログである。元は「ぶろぐん」というCGIでやっていたのだが、開発中止でPerlのバージョンに対応出来なくなったためログをエクスポートしてWordpressに突っ込んで何とか残したという経緯があって、その時のエクスポートしたログが残っていれば良かったのだが、壊れたiMacのハードディスクの中にあるため取り出すことが出来ない。
どうしたものかと散々悩んだのだが、どちらにしても過去ログは消滅してしまうわけだし(そもそも不正改ざんでログがどの程度残っているかも分からない)、Wordpressを初期化してもらったところで再度不正アクセスで改ざんされたら、またサイト閉鎖になったりするリスクがある。ということで、相当に悩んだ末、初期化ではなくアンインストールで対応してほしい旨をお願いすることにした。
ちなみに、今、猫田に小判-新館-で使っている「てがろぐ」CGIの方は改ざんは確認されず、動作に不具合も無いということで再開することにした。旧館と新館のフォルダを分けておいたのが功を奏したのかもしれない。実質、てがろぐCGIしか使わない事になったわけだが、今からフォルダ構成を変えるとアドレスが全部変わってしまい面倒なので、ホームからこのフォルダにリダイレクトするように設定した。
にしても、不正アクセスというのは怖いものやね。
<猫田さん生前の御姿>

何日か前に、レンタルサーバのサポートから「ご利用サイトが不正アクセスにより改ざんされフィッシングサイトへリダイレクトされていると通報があり、改ざんと思われる挙動を確認したためサイトの公開停止措置を実施致しました。」というメールが来た。緊急処置でFTPパスワードを変更したので、変更パスワードでサイトに入って確認してほしいとの事。
どうせ新手のスパムメールでしょと思ったのだが、送信アドレスを確認したところ、どうやら本当にレンタルサーバサポートらしく、サイトを確認してみたら「403 Forbidden」と表示されている。FTPで入ってみたらパブリックフォルダの属性が000になっていて、これは間違いなく本当の話だと分かる。
サイトの再開を希望するが、そのためにはどうしたら良いのか?とメールしたところ、改ざんされたのはWordpressを使った猫田に小判-旧館-で、レンタルサーバ側でWordpressの初期化を実行しないといけない。ただし初期化をするとWordpressの記事は全消去になるという説明を受けた。
え~、こんな誰も見ていないようなサイトに忍び込んで改ざんしたところで何もメリット無いだろうと思うのだが、Wordpressは今や世界標準と言ってもいいほどのブログCGIだし、不正アクセスで改ざん出来るなら弱小サイトだろうが関係なく片っ端からやっているということか。にしても、まさか自分のところが改ざん対象になった上に初期化でデータ消えるという青天の霹靂。
猫田に小判-旧館-は使っていないとはいえ、1996~2000年までやっていたイラスト仕事や、2003年に栃木に帰ってきてから金継ぎ店を始めるまでと始めた後の試行錯誤やノウハウを書いたり、何よりブログタイトル「猫田に小判」の元になった猫田さん(東京で拾って栃木に連れてきた片目の猫)の生前の話と写真の思い出が詰まりまくりのログである。元は「ぶろぐん」というCGIでやっていたのだが、開発中止でPerlのバージョンに対応出来なくなったためログをエクスポートしてWordpressに突っ込んで何とか残したという経緯があって、その時のエクスポートしたログが残っていれば良かったのだが、壊れたiMacのハードディスクの中にあるため取り出すことが出来ない。
どうしたものかと散々悩んだのだが、どちらにしても過去ログは消滅してしまうわけだし(そもそも不正改ざんでログがどの程度残っているかも分からない)、Wordpressを初期化してもらったところで再度不正アクセスで改ざんされたら、またサイト閉鎖になったりするリスクがある。ということで、相当に悩んだ末、初期化ではなくアンインストールで対応してほしい旨をお願いすることにした。
ちなみに、今、猫田に小判-新館-で使っている「てがろぐ」CGIの方は改ざんは確認されず、動作に不具合も無いということで再開することにした。旧館と新館のフォルダを分けておいたのが功を奏したのかもしれない。実質、てがろぐCGIしか使わない事になったわけだが、今からフォルダ構成を変えるとアドレスが全部変わってしまい面倒なので、ホームからこのフォルダにリダイレクトするように設定した。
にしても、不正アクセスというのは怖いものやね。
<猫田さん生前の御姿>

ギックリ腰と薬の話
No.
93
:
Posted at
2024年04月11日(木)
#徒然なる日記
先週初め、またギックリ腰になった。ギックリ腰はかなり慣れっこになっているので、またきたかと思いながら布団に横になったのだが、今回は様子が違っていて、数分起きに激痛が来て下半身が硬直し、徐々に足先が冷たくなってきた。このまま死ぬのかもしれんと思いながらどうやら気絶したようなのだが、夜に激痛で目が覚める。
一応、足は動くようなので死ぬことは無さそうだと思い、2日ほど横になっていたが鎮痛が見込めないので病院へ行ってレントゲンを撮ったところ、背骨が少し前後にズレていて神経を圧迫しているようだとの事。足の痺れもこれに関連して起こっているということで、腰に痛み止めの注射を打ち、1週間分の薬を貰って帰ってきた。
注射の即効性は凄く、即日で痛みが消えて普通に歩けるようになった。
良かった良かったと思いながら薬を飲み始めたのだが、この飲み薬が、何というか凄い。
神経伝達物質を抑制することで鎮痛を促すという薬効なのだが、副作用で浮動性めまいがでると説明にある通り、とにかく飲むとフラフラフワフワして私の場合、気を抜いて歩くと左に寄る。歩くぞという意思が強いとまっすぐ歩けるので日常生活に問題はなのだが。
それと、神経伝達物質抑制のためか判断力が鈍い。決断は早いが、その決断の正誤を判断して体が動きだすまでが遅い。遅いと言っても0.5~1秒くらいの遅れだと思うので外見上、障害が出ているような感じではないのだが、自分の中では明らかに「遅っ」という感じがする。特にキーボードのブラインドタッチは文字が出てくる速度で遅いのがよく分かる。
だが、この遅さのおかげで人間というのは決断・正誤判断をしてから体が動き出すんだなという事を身を持って認識することが出来たので、その点では貴重な体験とも言える。
以前に緑内障の検査で瞳孔を開放する目薬を使った後、街中で文字が全く見えなくなり、街中というのは文字によって人間の行動をいかに統制しているのかを痛感したが、その時以来のビックリである。多分、年寄の動きの鈍さというのは、こういう事なのかもしれない。年寄りは決断が鈍いのではなく判断が鈍いということなのだろう。
そのうち、この鈍くささにも慣れて来るとは思うが、出来れば前の判断力が戻ってほしいなぁとも思っている。
先週初め、またギックリ腰になった。ギックリ腰はかなり慣れっこになっているので、またきたかと思いながら布団に横になったのだが、今回は様子が違っていて、数分起きに激痛が来て下半身が硬直し、徐々に足先が冷たくなってきた。このまま死ぬのかもしれんと思いながらどうやら気絶したようなのだが、夜に激痛で目が覚める。
一応、足は動くようなので死ぬことは無さそうだと思い、2日ほど横になっていたが鎮痛が見込めないので病院へ行ってレントゲンを撮ったところ、背骨が少し前後にズレていて神経を圧迫しているようだとの事。足の痺れもこれに関連して起こっているということで、腰に痛み止めの注射を打ち、1週間分の薬を貰って帰ってきた。
注射の即効性は凄く、即日で痛みが消えて普通に歩けるようになった。
良かった良かったと思いながら薬を飲み始めたのだが、この飲み薬が、何というか凄い。
神経伝達物質を抑制することで鎮痛を促すという薬効なのだが、副作用で浮動性めまいがでると説明にある通り、とにかく飲むとフラフラフワフワして私の場合、気を抜いて歩くと左に寄る。歩くぞという意思が強いとまっすぐ歩けるので日常生活に問題はなのだが。
それと、神経伝達物質抑制のためか判断力が鈍い。決断は早いが、その決断の正誤を判断して体が動きだすまでが遅い。遅いと言っても0.5~1秒くらいの遅れだと思うので外見上、障害が出ているような感じではないのだが、自分の中では明らかに「遅っ」という感じがする。特にキーボードのブラインドタッチは文字が出てくる速度で遅いのがよく分かる。
だが、この遅さのおかげで人間というのは決断・正誤判断をしてから体が動き出すんだなという事を身を持って認識することが出来たので、その点では貴重な体験とも言える。
以前に緑内障の検査で瞳孔を開放する目薬を使った後、街中で文字が全く見えなくなり、街中というのは文字によって人間の行動をいかに統制しているのかを痛感したが、その時以来のビックリである。多分、年寄の動きの鈍さというのは、こういう事なのかもしれない。年寄りは決断が鈍いのではなく判断が鈍いということなのだろう。
そのうち、この鈍くささにも慣れて来るとは思うが、出来れば前の判断力が戻ってほしいなぁとも思っている。
ウルシオールは揮発するのかを調べているという話
No.
92
:
Posted at
2024年03月02日(土)
#徒然なる日記 #金継ぎ #どうでもいい思い付き
ウルシオールは揮発するのか?を調べている。きっかけはGoogleで漆について検索している時、AIが生成した「ウルシオールは酵素が最も活発化することで揮発する」という文章だった。
昔から、漆に全く触っていないのに被れたという話があるのは知っているが、正直、ウルシオールが常温で被れを生じるほどの量で揮発するとは思えず、全く触っていないと本人が思っているだけで実は何かしらの理由で触ってはいるという事なのだろうと考えていた。しかし9割は揮発しないと思っていても、1割位は「えぇ!ウルシオールって揮発するんだぁ」と驚いてみたいという気持ちもあり、実際に確認してみるか、となったわけである。
が、ウルシオールが揮発するかどうかをどうやって見つけるのか。まずテスト方法から考えなければいけないわけだが、問題は「手持ちの環境で」という事。空調が整った実験室や高額な道具や機材があれば割とすぐに結果が分かるのかもしれないが、金粉1gを買っただけで食事のレベルを下げなければいけない貧乏金継ぎ屋にとってそういう環境は期待できない。汚い作業場で極力手近にある物を組み合わせてウルシオールの揮発の有無を知るためのテスト方法を考えるのは、結構な想像力を必要とするように思われる。
しかし、古代や中世の人々だって、そこまで精度の高い道具が無くても様々な発見をしていたわけで、十分に頭を使えば100%は無理でも75%程度の確証までは得られるだろうとポジティブに考えることにした。間違えた結論を出しても、そこから他の人が新しい何かを見つけてくれれば、まぁ良いかという若干の投げやり感もあったりはするわけだが。
テスト方法についてはいろいろ試していることもあり書き始めると長くなるのでXで小出しにするとして、今のところ
「漆の酵素が水分を空気中に放出する際、一緒に何かが出てくるようだ」
という事までは推測出来た。スライドガラスに付いた水滴が蒸発せずに滴として形になって残るので、水分放出と関連しているのだろうと思われる。またスライドガラスの水分は酸性を示すことも分かった。
揮発した何かが水分と混じっているのか、それとも水分の表面を被覆しているのかまでは分からず。何しろ試験精度が低いので、あくまでも推測の域を出ない。もう少し試行錯誤を繰り返して精度を上げないと確証まではいかないが、いつかそれなりの確証が持てたら、触っていないのに漆被れする理由としてnoteにでも残しておこうとは思っている。

ウルシオールは揮発するのか?を調べている。きっかけはGoogleで漆について検索している時、AIが生成した「ウルシオールは酵素が最も活発化することで揮発する」という文章だった。
昔から、漆に全く触っていないのに被れたという話があるのは知っているが、正直、ウルシオールが常温で被れを生じるほどの量で揮発するとは思えず、全く触っていないと本人が思っているだけで実は何かしらの理由で触ってはいるという事なのだろうと考えていた。しかし9割は揮発しないと思っていても、1割位は「えぇ!ウルシオールって揮発するんだぁ」と驚いてみたいという気持ちもあり、実際に確認してみるか、となったわけである。
が、ウルシオールが揮発するかどうかをどうやって見つけるのか。まずテスト方法から考えなければいけないわけだが、問題は「手持ちの環境で」という事。空調が整った実験室や高額な道具や機材があれば割とすぐに結果が分かるのかもしれないが、金粉1gを買っただけで食事のレベルを下げなければいけない貧乏金継ぎ屋にとってそういう環境は期待できない。汚い作業場で極力手近にある物を組み合わせてウルシオールの揮発の有無を知るためのテスト方法を考えるのは、結構な想像力を必要とするように思われる。
しかし、古代や中世の人々だって、そこまで精度の高い道具が無くても様々な発見をしていたわけで、十分に頭を使えば100%は無理でも75%程度の確証までは得られるだろうとポジティブに考えることにした。間違えた結論を出しても、そこから他の人が新しい何かを見つけてくれれば、まぁ良いかという若干の投げやり感もあったりはするわけだが。
テスト方法についてはいろいろ試していることもあり書き始めると長くなるのでXで小出しにするとして、今のところ
「漆の酵素が水分を空気中に放出する際、一緒に何かが出てくるようだ」
という事までは推測出来た。スライドガラスに付いた水滴が蒸発せずに滴として形になって残るので、水分放出と関連しているのだろうと思われる。またスライドガラスの水分は酸性を示すことも分かった。
揮発した何かが水分と混じっているのか、それとも水分の表面を被覆しているのかまでは分からず。何しろ試験精度が低いので、あくまでも推測の域を出ない。もう少し試行錯誤を繰り返して精度を上げないと確証まではいかないが、いつかそれなりの確証が持てたら、触っていないのに漆被れする理由としてnoteにでも残しておこうとは思っている。
