猫田に小判 -新館 -

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全年全月31日の投稿3件]

2023年8月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

#徒然なる日記 #どうでもいい思い付き #陶芸 #縄文時代

Youtubeで縄文土器を検索すると、結構な数の野焼きワークショップの動画を見る事が出来る。
野焼きというのは焚火で芋を焼くのと同じだと思っている人が多い。なので、ワークショップの野焼きもほぼほぼキャンプの焚火みたいな感じになっている。

ところで牛糞ケーキというのをご存じだろうか?牛糞とケーキという極めて相性の悪い名前の合体だが、別に牛糞の入ったケーキの事ではない。
インドを中心とした南アジア一帯で、基本的には低所得層(ガスや電気が通っていない農村地域など)が使用する燃料が牛糞ケーキ。アフリカや南アメリカでも動物糞は燃料や外壁に使われることがある。なお「基本的には」と書いたのは都市部でもお祭りの際の熱源として用いられることがあるからだが、ほとんどは低所得層の燃料になっている。名前の通り、牛糞を円盤状(ホールケーキほどちゃんとした円筒形ではないが、おおよそそんな感じ)に固めて乾燥させたもので、かなりの高火力を生み、燃焼時間も長いので陶器を焼く時にも欠かせない燃料になっている。Youtubeでもインドの野焼きスタイルの陶器焼成動画では必ずと言っていいほど牛糞ケーキを用いる場面が出てくる。ちなみに燃料にする牛糞ケーキは発酵が進んでいるので、それ自体の臭いは殆ど無いのだそう。
牛糞ケーキについては環境問題においてポジティブな側面があり見直されている反面、牛の生物濃縮によりヒ素を含む煙を発生する問題などデメリットも指摘されるが、今回はそれについては深く突っ込まない。

で、何故、牛糞ケーキの話をしたのかというと、察しの良い方はもうお分かりの通り、縄文時代には哺乳類の糞の利用は絶対に行われていたと私は思っている。
縄文時代に小~中型犬を飼っていた事は確かだそうなので、少なくとも人糞と犬糞を採取することは計画的に出来たはずである。縄文時代にトイレに相当する設備は見つかっていないらしいが、糞を一か所に溜めた(あるいは溜まった)と思われる場所は確認されているそうだ。
大規模農業は行われていないので堆肥としてよりも、むしろ牛糞ケーキのような燃料として糞は利用されたのではないだろうか。弥生時代になると人種が違うので、糞の意味合いや扱いは変わったのではないかと思ったりするが。
つまり、縄文土器を焼く時には、ただ器の上に木材を置いたのではなく、合わせて乾燥糞を利用する事で火力を確保していたと私は想像している。
野焼きをしてみると分かるが、地面というのは非常にカロリーを奪う。登り窯のようなレンガでも使えれば別だが、そうでないと発生する熱の結構なカロリーは地面に取られてしまう。そのためには木材よりも高カロリーを生む燃料が必要になってくるわけだ。

縄文土器の野焼き再現は、あまりにも綺麗好きな今の日本人的思考に寄り過ぎだ。縄文人はもっと目的達成に貪欲でクレバーだったと個人的には考えている。

〔 1256文字 〕 編集

2023年7月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

練り込みには茹で卵カット器が良いという話

No. 64 :
#徒然なる日記 #どうでもいい思い付き #陶芸

夏休み子供自由研究で陶芸講座をお願いされた。普通に皿を作るだけで良いみたいなのだが、自由研究という冠が付いているので多少は研究の跡が残りそうな作陶はないかと考えて、簡単な練り込みをやってみようと考えた。
練り込みで一番面倒なのは、同じ幅で粘土をカットする工程で、セオリーだとタタラ板と切り紐を使うのだが、そうなると結構大掛かりだし無駄も多く、更に子供には難度が高い。

で、何か良い方法はないかと考えていて、茹で卵を等幅にカットするやつが使えないだろうかと閃いた。
100均で探したら、丁度いい大きさで、しかもカットの網の部分が簡単に外れる作りだったので、これは良いと思い購入。試しにやってみたらバッチリ7ミリで7枚切り出せる。子供が作る大きさの器であれば、これで何回かやって切り出せばばっちりではないか。

茹で卵カット器は、もっと練り込みで流行ってもいいと思う。あ、流行る前に買い込んでおこうかな。
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〔 450文字 〕 編集

2020年5月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

ワンナイトラブな話の後日談

No. 34 :
#徒然なる日記 #猫

約1か月前に書いた猫の一件。あの後、親猫はちょいちょい飯を食いに来ていたが、食った後に顔を洗ったり日向ぼっこをしたりと結構呑気な感じでフラフラしているところを度々目撃していたので、あの時の子猫はどうしたかなぁ、ちゃんと育てているんだろうかと心配していた。最近、朝、外でピーピーとやたら猫の声が聞こえる時があり、今日は猫が多いな?と思いながら床から這い出して外を見たら、子猫がぴょこぴょこ走り回っていた。
おぉ~っ、と思って見ていたら、親猫が来て、その後を更に付いてきた子猫が白黒!あの時の子猫の柄である!
慌てて猫飯を用意して、出来るだけ子猫を脅かさないようにそっと出して窓を閉めたところ、そろりそろりと寄ってきて飯を食べ始めた。

そうかぁ、初産の母猫、ちゃんと子供を育てていたのかぁ。しかも複数匹。
あの時の子猫も元気いっぱいで猫缶をもぐもぐ食べていた。奇跡なのか、それとも、これが自然の力というやつなのか。

世間はウィルスだの何だのといろいろ騒がしいが、猫はそんな事など関係なく毎日ちゃんと子育てして、子猫たちは飯を食いに来られるまでにしっかりと育っている。収入はほとんど無いし、来月も講習会1つしか決まっていないし、この先、どうしたもんかなぁとブルーな気持ちでいたが、飯をモグモグ食べる猫を見ていたら、大丈夫、どんな状況でも何とかなるんじゃないかなぁと変に自信が沸いた(ような気がした)。
君たちが腹を空かせる事が無いように頑張るから、どうか元気に大きくなっておくれ。と思うのだった。

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〔 675文字 〕 編集

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