猫田に小判 -新館 -

Last Modified: 2020/04/24(Fri) RSS Feed

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個性が光る廉価版万年筆3選

No. 32 :
#徒然なる日記 #万年筆

万年筆ブームの火付け役と言えばパイロットのカクノ(1000円)である事に、もはや異論を言う人はいないだろう。カクノに始まり、プラチナのプレピー、セーラーのハイエースネオなど廉価版だが書き味にも拘った万年筆が各社から出ているわけだが、今回は、まだメジャーではないかもしれないが普段使いで書き味を楽しみたい廉価版万年筆を3本ご紹介。



上から
ドイツ製「シュナイダーレイ(2000円税別)」
日本製「Hmmm!フォンテ(600円税別)」
台湾製「ツイスビーゴー(3740円税込)」



ペン先はこんな感じ。普段はB罫キャンパスノートを使用しているので太さは全てFである。3本ともスチールのペン先だが、どれもスチールにありがちなカリカリとした固い書き味とは無縁な目から鱗の書きやすさ。ちなみに私の御贔屓万年筆は、パイロットカスタム742フォルカンとセーラープロフィット21なので、そういうのが好きな人が選んだ万年筆ねと思って頂くと、少し、各万年筆の解説を理解して頂けるのではないかと思う。



筆記の状態はこんな感じ。
ということで、何が個性的なのか。私が思うお勧めポイントを書いてみようと思う。

●シュナイダーレイ
ドイツの老舗ステーショナリーメーカーが手掛ける万年筆。レイは猫田に小判(新館)ブログの1番目の記事でも紹介しているが、何といってもペンの弾力が凄い。紙にペン先を乗せた時の受け止められる感じがほぼほぼ金ペンと言っても過言ではない。書き出しの気持ちよさは3本の中でも群を抜いている。イリジウムも良く研がれていて引っ掛かることなくスルスルと線を引くことが出来るが、紙の摩擦は感じられるためヌルヌルという感じではない。外国製ながらペン先の弾力により、かな漢字の払いがシャープなのも好感度高し。

●フォンテ
日本出版協会が書店販売専用ブランドとして立ち上げたHmmm!?ステーショナリーシリーズの万年筆。
この価格でコンバーター付き、そして高級万年筆に引けを取らない滑り心地に驚く。弾力は無いが、滑りの良さと、絶妙なインク流量調整で、とにかく日本語を書くのが楽しくなる万年筆。ペン先は幾分、縦が太め、横が細めに調整されており、文字のメリハリが付けやすい。
3本を比較して分かると思うが、少し小ぶりで軸も細めなので、携帯には良いが手が大きめな人がじっくり長い文章を書くと疲れるかもしれない。なお、欧州規格のインクカートリッジに対応しているらしいが、私が使っているペリカンのカートリッジは付かなかった。
ちなみに、フォンテの上位版と思われる金属軸のスタンダードはペンの調整も悪いし、軸にキャップをはめても落ちるし、良い出来ではない。

●ツイスビー ゴー
台湾の万年筆メーカー三文堂のコスパ重視で発売した万年筆。そのためクリップが省略されたり、プラスチックの見た目の質感はそれなりなのだが、それを補って余りある書き心地の良さ。感覚的には、シュナイダーとフォンテの中間といった風。やや弾力があり、わずかに紙の質感を感じる滑り心地。フォンテの様なツルツルよりも少し紙の摩擦があるサラサラという感じ。万年筆としての質感は抑え気味だが書き味には妥協しないという心意気が感じられる。
特筆すべきはスプリング吸入により一気に大容量のインクを保持。パイロットも同機構のコンバーターを出しているが、その約倍の量を貯める事ができる。入れるのも楽だが、インクを変える時にも水に漬けて3,4回スプリングを押せば簡単に洗浄完了。ガラスペンの次に楽ではないかと思う。万年筆でいろいろなインクを試したい人におすすめ。軸も太めで握りやすく長時間の使用もストレスが無い。

それぞれに三者三様で甲乙は付けがたい。というか個々にポリシーをヒシヒシと感じられ、同じ万年筆でも、ここまで書き味を楽しめるものかと感心すらする3本。廉価版だからこそ個性を特化させた秀逸品と言えるかもしれない。
ちなみに私は、この3本にセーラーのプロフィット21を加えた計4本が持ち歩き用ペンケースに常駐である。

〔 1709文字 〕 編集


#徒然なる日記 #万年筆

今回も極めて趣味的な話。ドイツ製の万年筆 シュナイダーは探してでも買うのが吉。
惚れ込みました。シュナイダー。いや何の事だか、さっぱり分からんし。というあなた。えぇそうでしょう。日本で取扱を始めたのは去年かららしいので。私も万年筆の記事をネットサーフィンしている中で1回見ただけで、完全に忘却してましたから、よほどの万年筆好きでないと耳にすることは無いでしょう。

近所に、本屋なのにやたらと拘りの文具に力を入れている落合書店というのがありまして、文具好きな私は本よりも文具を漁りに、ちょいちょい行くわけです。そこの万年筆売り場で、見たことのない万年筆コーナーが出来ているのを発見。それがシュナイダー。Schneiderという綴りなんですけど最初は読めませんでした。ただ、かなり男子の心をくすぐる格好良いデザイン。しかも1本2000円前後というプチプライス。安いから何も考えずに買っても良かったのですが、安物買いの銭失いにはしたくない。そこでスマホを取り出してちょっと調べてみたところ、あぁシュナイダーかぁ!とやっと思い出した次第。やっと思い出すと同時に、マジか!これが噂のシュナイダーか!と驚きましたね。東京にでも行かない限り実物を見ることはないと思っていたので。

シュナイダー、実は1938年創業のドイツではかなりの老舗で数々の受賞歴もあるメジャーブランド。もう、これを聞いただけで文具好きなら手にしてみたいと思うところでしょう。

で、話の枕はこれ位にして、万年筆の話ですよ。落合書店で売っていたシュナイダーの万年筆は、初心者向けのVoyage、日常使いのBASE(日本限定販売の極細ペンEFまである)とRay。そしてハイライン(と言っても2700円なんだけど)のID。
さすがに全部買うのはどうかと思ったので、日本限定販売のBASE EFと、スチールなのに金ペンのような書き味という評判のRayを購入しました。
BASE EFはスチールペンならではの硬い書き味。ただペン先はしっかりイリジウムを使って綺麗に研ぎ出してあるのでスルスルと極細の線が書ける。流量の調整もしっかりしているのでインク切れもありません。B罫のノートにも余裕で細かい字をすらすらと書けます。小さい手帳を使っている人には、うってつけの万年筆。
そして、今回の激推しがRay。いやぁ惚れた。書き味があまりに気持ちよく、買ったその日に、ノート3ページ分、字の練習をしてしまいました。本当にスチールペンなのか?と疑わずにはいられないソフトな書き味。ちなみに、私が普段使っている万年筆は、カバンに入れているのがセーラーのプロフェッショナルギア21とパイロットのエラボー、どちらもF。仕事で一筆箋に使っているのがパイロットカスタム742FA(フォルカン)と言えば、分かる方にはお分かり頂けると思いますが、そう、柔らかいペン先が好きなのです。その私が惚れ込む書き味なのですから、どれくらい滑らかで柔らかい書き味かも察して頂けるのではないかと。しかも無調整というか、買ったその日に箱から出して書き始めに驚愕する書き味ですよ、2000円なのに。個人的にはKAKUNOを超えたなと。実はKAKUNOのペン先を分解してフォルカンと同じように側面を削って、いやぁ1000円でこの書き味を超えるものは無いだろうと思っていたんですけど、2000円でその10倍書きやすいので、圧倒的にシュナイダーの勝ち。と、ここまで説明しても実感は沸かないと思うので、そういう方にも分かりやすく言うと、ほぼほぼ書き味はボールペンのジェットストリーム。万年筆だけどボールペン使っているような滑らかさ。漢字の止めや払いでも引っかかりません。しかも万年筆なので線の強弱やインクの濃淡で字に味が出まくり。これでご理解頂けるのではないかと。
そりゃぁ、軸はプラスチックで高級感はありませんし、持ち手のラバーがどれくらい耐久性あるのかも分かりませんけど、2千円で2万円の万年筆の感動が欲しい方は、一度、手にしてみることを激推しします。

あ、ちにみにシュナイダーのReyにはボールペンもありまして、価格は万年筆と同じ。書き味はジェットストリームの20倍気持ちいいです。

URL:シュナイダーオフィシャルサイト

シュナイダーレイ,ベースEF

〔 1807文字 〕 編集

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