猫田に小判 -新館 -

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2018年9月29日 この範囲を新しい順で読む この範囲をファイルに出力する


#徒然なる日記 #万年筆

今回も極めて趣味的な話。ドイツ製の万年筆 シュナイダーは探してでも買うのが吉。
惚れ込みました。シュナイダー。いや何の事だか、さっぱり分からんし。というあなた。えぇそうでしょう。日本で取扱を始めたのは去年かららしいので。私も万年筆の記事をネットサーフィンしている中で1回見ただけで、完全に忘却してましたから、よほどの万年筆好きでないと耳にすることは無いでしょう。

近所に、本屋なのにやたらと拘りの文具に力を入れている落合書店というのがありまして、文具好きな私は本よりも文具を漁りに、ちょいちょい行くわけです。そこの万年筆売り場で、見たことのない万年筆コーナーが出来ているのを発見。それがシュナイダー。Schneiderという綴りなんですけど最初は読めませんでした。ただ、かなり男子の心をくすぐる格好良いデザイン。しかも1本2000円前後というプチプライス。安いから何も考えずに買っても良かったのですが、安物買いの銭失いにはしたくない。そこでスマホを取り出してちょっと調べてみたところ、あぁシュナイダーかぁ!とやっと思い出した次第。やっと思い出すと同時に、マジか!これが噂のシュナイダーか!と驚きましたね。東京にでも行かない限り実物を見ることはないと思っていたので。

シュナイダー、実は1938年創業のドイツではかなりの老舗で数々の受賞歴もあるメジャーブランド。もう、これを聞いただけで文具好きなら手にしてみたいと思うところでしょう。

で、話の枕はこれ位にして、万年筆の話ですよ。落合書店で売っていたシュナイダーの万年筆は、初心者向けのVoyage、日常使いのBASE(日本限定販売の極細ペンEFまである)とRay。そしてハイライン(と言っても2700円なんだけど)のID。
さすがに全部買うのはどうかと思ったので、日本限定販売のBASE EFと、スチールなのに金ペンのような書き味という評判のRayを購入しました。
BASE EFはスチールペンならではの硬い書き味。ただペン先はしっかりイリジウムを使って綺麗に研ぎ出してあるのでスルスルと極細の線が書ける。流量の調整もしっかりしているのでインク切れもありません。B罫のノートにも余裕で細かい字をすらすらと書けます。小さい手帳を使っている人には、うってつけの万年筆。
そして、今回の激推しがRay。いやぁ惚れた。書き味があまりに気持ちよく、買ったその日に、ノート3ページ分、字の練習をしてしまいました。本当にスチールペンなのか?と疑わずにはいられないソフトな書き味。ちなみに、私が普段使っている万年筆は、カバンに入れているのがセーラーのプロフェッショナルギア21とパイロットのエラボー、どちらもF。仕事で一筆箋に使っているのがパイロットカスタム742FA(フォルカン)と言えば、分かる方にはお分かり頂けると思いますが、そう、柔らかいペン先が好きなのです。その私が惚れ込む書き味なのですから、どれくらい滑らかで柔らかい書き味かも察して頂けるのではないかと。しかも無調整というか、買ったその日に箱から出して書き始めに驚愕する書き味ですよ、2000円なのに。個人的にはKAKUNOを超えたなと。実はKAKUNOのペン先を分解してフォルカンと同じように側面を削って、いやぁ1000円でこの書き味を超えるものは無いだろうと思っていたんですけど、2000円でその10倍書きやすいので、圧倒的にシュナイダーの勝ち。と、ここまで説明しても実感は沸かないと思うので、そういう方にも分かりやすく言うと、ほぼほぼ書き味はボールペンのジェットストリーム。万年筆だけどボールペン使っているような滑らかさ。漢字の止めや払いでも引っかかりません。しかも万年筆なので線の強弱やインクの濃淡で字に味が出まくり。これでご理解頂けるのではないかと。
そりゃぁ、軸はプラスチックで高級感はありませんし、持ち手のラバーがどれくらい耐久性あるのかも分かりませんけど、2千円で2万円の万年筆の感動が欲しい方は、一度、手にしてみることを激推しします。

あ、ちにみにシュナイダーのReyにはボールペンもありまして、価格は万年筆と同じ。書き味はジェットストリームの20倍気持ちいいです。

URL:シュナイダーオフィシャルサイト

シュナイダーレイ,ベースEF

〔 1807文字 〕 編集

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