猫田に小判 -新館 -

Last Modified: 2021/11/29(Mon) RSS Feed

2021年の投稿(時系列順)[8件](2ページ目)

2021年9月 この範囲を新しい順で読む この範囲をファイルに出力する

テラ漆器(陶胎漆器)作りにハマる話

No. 44 :
#徒然なる日記 #陶芸

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インド、アフリカ、南米のテラコッタの動画にハマったというのを猫田に小判ブログでも書いたと思っていたが、検索しても出てこないのでツイッターだけで話したらしい。
ツイッターを見たらどうやら去年の9月頃からハマったようだ。その後に、ネットで買えないものかと探してみたが、どうやら扱っていても欠品ばかり(このご時世なので輸入が難しいというのもあるかもしれない)で、しかも結構高い。焼成温度が低いから日本まで運ぶことが、そもそも難しいのかもしれない。仕方が無いので作り方などを検索して自分でも真似て作って使ってみたりしたら、これがなかなか面白い。
益子の土なので全く同じではないが、なるほど、半乾きの時に石で磨けば750℃の焼成でもちゃんと食器になるんだなぁと改めて陶芸の原点を知ったりする。750℃というと、土器とか釉掛け前の準備段階くらいしかイメージ無かったけれども、実は調べると世界の陶器は750℃焼成の地域の方が多かったりする。1250℃の地域から出たことが無いから知らんかった、という。
勿論、窯から出してそのままでは吸水性があるので目止めは必要。土鍋の使い始めと同じで、米汁で煮てでんぷん止めをする。その後に、サラダ油や牛脂などの油分でコーティングするのが主流(これをシーズニングと言う)。土鍋は油のコーティングはしないが、油でコーティングするのは直火にかけて炒め物の調理もしたりするからのようだ。試しにシーズニングしてラーメン作ってみたが、普通に作れたし、ラーメンも普通に旨い。

日本でも、もっと流行ったらいいのになぁテラコッタ。と思っていたのだが、この夏、最大の欠点を発見。カビる。梅雨~夏にかけての気候だと、少し使っていないとコーティングのでんぷんと油分でカビが出たり、匂いが出るのだ。

これじゃぁ日本でテラコッタの食器を広めるのは無理だなぁと暫く思っていた。そんな時に冷蔵庫から昔買った漆が出てきて、今使っている漆と混ぜて使ってもいいのだが、修理依頼品は信用第一でガラス用漆とMR漆だけでやったほうが良いよなぁと思い、何か使い道は無いかと考えていて閃いた。テラコッタを拭き漆してみたらどうだろう、と。で、やってみたら、おっ、良いんじゃないか?直火調理はたぶん無理になったと思うけど、日本では直火調理器よりも普段使いの食器として使うのが一般的だろうし、インドのように使い捨て感覚で陶器を使う文化じゃないし、と。

陶胎漆器は今まで何度か修理の依頼が来た事があるが、1250℃焼成の器に漆を塗るから、大体、経年で漆に亀裂が入って剥げてくるんだよね。やっぱり陶胎には限界あるよなぁと思っていたんだけども、なるほど750℃に拭き漆という手があったか、と。シーズニングせずに漆を染み込ませれば、耐水性と殺菌力が一度に得られるし。そういえば縄文土器は漆を塗っていた。縄文人やっぱ凄ぇな。ということで、今年後半はテラコッタならぬテラ漆器作りにハマってみようと思っている。

なお、テラコッタやテラシギラタのテラは大地とか土という意味らしい。750℃焼成の土器に漆を浸透させているからテラ漆器。テラ漆器は私が勝手につくった造語である。

〔 1349文字 〕 編集

2021年10月 この範囲を新しい順で読む この範囲をファイルに出力する

#徒然なる日記 #万年筆

案外、レビューが無いので、気になっている方に。

知ったのは趣味の文具箱という筆記用具関連(ほとんど万年筆関連)の専門誌。写真を見て、これはカッコイイなぁと一目ぼれ。
欲しい。絶対に欲しいがコロナで講習会は無くなるし、修理の注文もあまり来ないし、支援金申請しても飲食店じゃないからか申請通らずで超貧乏。緊急事態宣言期間なんて月の売り上げ8000円くらい。魔王の前でヒットポイントを削られていく勇者一行のようにどんどんマネーポイントが無くなっていく中、今月になって一寸だけ器が売れたので、明日のための気力への投資だと思い切って買う事にしたのが、台湾の万年筆SKBのORIGIN。5500円(税込み)。


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もう、箱から、箱が既にカッコイイ。何故、電子回路なのか分からないけど、確かに回路基板はMOMAかどこかの美術館に収納されるほどデザインとして格好良いわけだから箱に使いたくなる気持ちはよく分かる。
中国語の説明書(万年筆の下の赤茶色の紙)が添付されていて、漢字を見た感じだと
「SKB文明鋼筆は1955年創業、鋼筆(万年筆)から始まって文房具をいろいろ扱うメーカーになったよ。万年筆は付属のコンバータでインクを吸ってから書いてね。」
みたいな事が書いてある。


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そして、万年筆。レトロフューチャーというのかな。むしろレトロか。スチームパンクな空気感も感じられるような。
スモークの半透明軸に金属の輝き。金属はメッキかプリントだろうと思っていたのだが、箱の説明書きによると無垢の銅らしい。そのためか細身なのに結構な重みがあって手に取った時の存在感が半端無い。バランス支点は丁度中央あたりになっているようだ。
筆記するためにキャップを軸にポストすると、キャップの内側に突起が作ってあり、軸の金属に噛んでカチッと良い音をさせてしっかりと固定する。おぉ~芸が細かい。書いている時にキャップが緩んでくると結構腹が立つので(Fonteとかプロシオンとか)、固定されるのは安心感がある。


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そして、気になっていた筆記。(「拠る」を間違えて「処る」と書いているのはご愛敬ということで)
軸の重さがとにかく心地良い。万年筆としては割と細身なので取り回し難いかと思ったが、重さがあるので安定感がある。
ペン先はドイツ製シュミット社のスチール。EFなのでかなり線が細いが、インクの流量が良く、ペンポイントも綺麗に研がれているのでサラサラと気持ちよく書くことが出来る。いつもA罫のノートを使っているので海外Fの太さでも不便と思わないが、EFは細かいところまで潰れが無いので文字がいつもより繊細に見える。

総合的に見て非常に良く出来た万年筆で、何より格好良い、美しい。
日本向けなのかペン先がEF限定なのが残念だが、この作り込みと使い勝手で5500円は買いだと思う。

〔 1225文字 〕 編集

2021年11月 この範囲を新しい順で読む この範囲をファイルに出力する

New note 案外 書かれない金継ぎの話 ひとまず完結

No. 46 :
#徒然なる日記 #金継ぎ #陶磁器修理 #告知

4月にnote ブログサービスで「案外 書かれない金継ぎの話 」という金継ぎだけのブログを書き始めたという話をして、途中経過で、どれくらいアクセスが来たか書きましたけど、一応、全31回、11月19日公開分で完結したのでご報告。

読み返すと、もう少し順番を考えてから書いた方が良かったと思ったり、出来るだけ簡潔に文字数を増やさない方向で書いたので結果的に説明が足りなくなったという箇所もあったりするわけですが、順番は無理でも、細かい修正は時間を見つけてちょこちょこやっていこうと思っています。

11月29日時点でのビュー数1位は、第1回メリットとデメリット で283ビュー。第一回で一番長く掲載しているのでビュー数が多いのは理解できるとして、2位が何故か第24回漆に糊を入れる理由 で265ビュー。取り合えず、この2つがぶっちぎりで多いけれど、第24回はスパム攻撃とかバグとか、あまり真っ当に読まれて増えた数という感じではないと思っています。というのも3位以降は、ほぼ掲載期間に沿っての順位になっているから。ちなみに3位は第3回 漆とは何か でビュー156、31位は第31回 破損の修理4~下地作り・金蒔き~ で70です。
概ね1週間で60~80ビューになり、1週間以降は微増していくという感じ。
なお、同一IPアドレスでもページを開けばカウント上がる仕様らしく、当然、自分で読み直したり書き直してもカウントされてしまうので正確に何人が見たのかは分からないんですけど、自分以外は何度も読むことはないと思うので、-10くらいすれば読んで頂けた人数に近似するのではないかと思っております。
noteは24時間で5~6回集計されてダッシュボードというページで集計結果が分かるようになっているわけですが、人力で数えて手打ちで入れてるの?と思うくらい更新時間がまちまちだし、上記のようにユニーク数でのビューも分からないので、そういうところを細かく分析したい人には向いてないサービスでしょうね。私はお金かけずに記事を残せればいいという目的で始めたので、べつにその辺はいい加減でも構わないんですけども。

という事で、以上、金継ぎブログの報告でした。

なお本当は、研磨が出来ない総金彩の器の修理とか、細い取っ手の修理とか、素焼き素地や軟質陶器の修理みたいな特殊なケースも書こうかと思っていましたが、かなりマニアックな修理話だし需要無さそうなので書きませんでした。けれど、来年になったら何かしら続きを書こうかなぁという気持ちもあるので、年末年始でどうするか考えようと思っています。

〔 1137文字 〕 編集

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