2019年11月の投稿[2件]

2019年11月21日 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

バスタオルは吸水力が命だね、って話

No. 31 :
#徒然なる日記

勿体ないというよりは、むしろ、まだ使えんじゃね?って感じで、かれこれ5,6年は同じバスタオル4枚をローテーションさせて使っていたのだが、先日、ついに端からほつれ始め、背中を拭いている時にビリっと破れてしまった。あらぁ、でもまだ3枚あるしと思ったのだが、よく見たら実はどれも似たりよったりでボロボロである。そういえば体を拭く時は眼鏡をしていないからガッツリ状態を確認したこと無かったわぁと思い、残念だがバスタオルはお役御免(仕事場のタオルにはなってますけども)となった。
で、バスタオルを買おうと思った矢先、ラジオでフワフワをやたらと強調したマイクロファイバーバスタオルの宣伝を聞き、そうかぁマイクロファイバーのバスタオルは良いんだなと知る。ダイソーで買ったマイクロファイバー雑巾は車を洗う時に使っていて確かに拭き取りやすいので、そりゃバスタオルにすれば良いに決まっているだろうから、という事でアマゾンでタイムセール4枚2000円の大判マイクロファイバーバスタオルを買う。
ちなみに近所のホームセンターではバスタオルはあってもマイクロファイバーは無い。しかもペラペラのバスタオルですら1枚800円〜なので、近所で買うのは即諦めた。

さて、4枚2000円(1枚500円相当)のマイクロファイバーバスタオルだが、これが凄く良い。マイクロファイバーバスタオルを知っている人にとっては何を今更なのだが、未経験なら1枚は買うのをおすすめする。私は絶対、次もマイクロファイバーバスタオル買います。いつになるかは分からないけれども。
兎に角ふわっふわである。マイクフォファイバーバスタオルと比べたら5年以上使っていたタオルは完全に120番の紙やすりかと思うほどゴワゴワ。正直、よく120番の紙やすりで風呂上がりに体を拭いてたねって話。
そして吸水力の凄さ。拭くのではなく押さえる。使い方のポイントはここ。ゆっくり押さえていく。すると何が凄いかって、全く体が寒くならない。完全に水が吸い取られるので皮膚が気化熱で冷やされることがないのだ。風呂上がりは少し体が冷えるというのが当たり前だと思っていた私にとって、冬場の風呂上がりほど嫌なものはない。それなのに風呂場から出たら寒くないというのは衝撃であった。寒くないだけでなく、体が乾いているのでTシャツがスルッと着られる。今までの背中で丸まって、いちいち手を背中に伸ばして引っ張っていた、あの動作は何だったのかと。
更に、こんなに吸水するのに乾きが超早い。ダイソーのバスタオルも掛けられる伸びるハンガーに掛けておくと半日で乾いてふっかふかである。バスタオルは2,3日使い回す私にとって乾きが早いのは本当に有り難い。旅行などに行く人にも、乾きが早いのは良いんじゃないかな。私は旅行に行かないのでよく分からないけれども。

そんなわけで、4枚2000円のマイクロファイバーバスタオル、コスパ高し。
風呂上がりはちょっと体が冷えて嫌なんだよねぇという人は、是非、マイクロファイバーをおすすめする。
冬が始まるよ、もう、風呂上がりがちょっと寒いという毎日は無くそう。

〔 1322文字 〕 編集

2019年11月07日 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

息を止めて線を引くとはどういう事か

No. 30 :
#徒然なる日記 #金継ぎ #陶磁器修理

たかが線、されど線。細い線の引き方がよく分からないという質問はたびたび来る。息が長く、しなやかで、流れるような細い線はそれはそれは見ているだけ気持ち良い。だが、そういう線を引く事は実に実に難しい。更に、その線を引くために何が必要かを説明することはもっと難しい。今日はそういう難しいことを出来るだけ分かりやすく説明するという話。

細い線を引く時には、ゆっくりと筆先を動かすというのは基本だが、実はゆっくり動くためには、その前段階が重要になる。
ゆっくりと動くためには、まず「力が抜けていなければならない」。別な言い方をすると「力んではいけない」という事になる。
では、力まないためには、その前段階としては何をすれば良いのだろうか。

線を引く時に大切なのは、腕や指先が思った方向に自由に動かせるかどうかだ。
達人はよく、丹田に力を入れてと言ったりするので、いきなり下腹部に力を入れる初心者がいるが、下腹部に力を入れるだけでは何もならない。むしろ動きにの邪魔にしかならない。丹田に力を入れるというのは分かりやすく表現すると、上半身の力みを無くして安定させるという事だ。上半身の力みを下半身に移動するというイメージでも良いかもしれない。しかし余程の武術やスポーツの達人でないと意図して力みを移動させることは難しい。そこで、別な方向から、力みの移動を考えてみよう。

端的に言ってしまうと、上半身の力みを取るというのは「肺の動きを最小限に抑える事」だ。
一番良いのは肺を動かさない事、つまり完全に息をしない事だが、流石に作業中ずっと呼吸を止めたら酸欠で倒れてしまうので、動いていないくらい小さな肺の動きの呼吸をする。それが工芸作業的な息を止めるという事ではないかと思う。
では実際、どのようにすれば良いかというと、大抵は酸欠で息が苦しくならないよう思いっきり空気を吸い込んで息を止めて肺の動きを抑えようと考えてしまうが、息を吸って大きくした肺は動きにとっては邪魔でしかない。しかも肺に空気が入って肩が上がると、力みが発生して集中力も動きも鈍くなる。
実は逆だ。まず大きく息を吐いて肺を出来るだけ小さくする(とは言っても、肺はゴム風船のように大きく形が可変するわけではないので、あくまでも大小についてはイメージなのだが)。すると自然と肩が下がって余計な力みが抜けてくる。余計な力みが抜けるなると血行も良くなって一瞬、集中力が増す。あぁ、集中力上がってきたわぁというのを感じたところで筆をゆっくりと下ろして線を引き始めるわけである。

息を吐くことから全てが始まらなければいけない。息を吐ききったところで線を引き始める。その後で丹田に力を入れからゆっくりと息をすると、通常の呼吸から、肩の上がらない(=肺の運動を最小限に抑えた)複式呼吸への移行が可能になるわけだ。これにより上半身は力みを抜いた状態で安定し、腕や指を自由に動かすことが出来るようになる。何度か練習は必要だと思うが、ある瞬間、自分が想像していたよりもずっと線が長く引けるようになった事を実感すると思う。
それが、息を止めて線を引いているという状態だ。

〔 1342文字 〕 編集

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