LLキルン経過報告(1年使ってみて)

意図しているわけではないのだが、ほぼほぼ四半期更新になっている。
それはさておき、昨年8月に購入したアメリカ製の陶芸窯、LLキルン。今回は、1年使ってみての経過報告をしようと思う。
焼成回数は1年で約60回。素焼きと本焼きの比率は1:2くらい。素焼きは重ねて詰め込めるので、これは、どこ製の窯とか関係なく大体、そんな比率だよね。
素焼き(コーン021:約600度)の電力量はメーター平均で25くらい。本焼き(コーン6:約1230度)は平均57くらい。徐々に電力量が増えるなどの変化は見られないので、まだカンタル線は交換しなくて大丈夫そうだ。見た目にも購入当初と違いは見られず綺麗だ。LLキルンはカンタル線をピンで止めず、特殊なセラミックの溝に入れ込む事で線に負荷をかけないというのが一番の売りなのだが、そこに関しては偽りなしだと思う。波型のピン止めのカンタル線なら間違いなく形が崩れたりピンが浮いたりする。
ただ、1年使い込んで1つだけ問題が出てきた。
ユニットの継ぎ目から熱が漏れやすくなる問題。購入した窯はドーナツ型のユニットを3つ積み上げているが、暗い中で窯を見たらユニットの隙間が赤くなっている。隙間が広がって窯の熱が出ているわけだ。購入当初はここまで赤く見えることは無かったので、煉瓦が痩せたのかもしれない。
最近、マグネサイトを15%入れた半つや消しの透明釉の溶け方が部分的に悪いものが出てきて、釉を作る時の分量間違えたのかと思っていたが、どうも原因は窯の方だったようだ。
前に使っていた窯も、煉瓦が痩せて窯の上部に入れた器の釉の溶けが悪くなっていたので、まぁ間違いないと思う。煉瓦については日本の物よりも痩せるのが早い。
ただ、日本の窯は煉瓦を積み上げてしまっているのでメンテ出来ないが、LLキルンは気軽にユニットを分解可能なので、バラしてユニットの隙間にカオウールを挟んで積み直しをしてみたら、放熱も止まったし、釉も綺麗に溶けるようになって、購入当初と同じ環境で焼けるようになった。自分で対処出来る窯というのは有り難いものだと思わずにはいられない。
ということで、今回は1年後にメンテをしたのだが、もし、これからLLキルンのようなユニット積み上げ型の窯を購入予定の方にがいらしたら、一つアドバイス。
1年後にカオウールでメンテするのは半日がかりで面倒な事この上ないので、購入して組み上げる時に、面倒でも、あらかじめカオウールを挟んでおきましょう。その方が絶対に良いです。
<補足 2018.1.8>
LLキルンさんが、年間アクセス二桁のこのサイトを発見し、わざわざ丁寧なメールを頂きました。
リンク貼って欲しいという事なので以下に記載いたします。
→ 『エルエルキルン電気窯の専門サイト

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