X-Pro2がすごく良いという話


散々悩んだ挙句に、FUJIFILMのX-Pro2を買う。
しかも予約ではなく、発売日当日にヨドバシへ行って買うというのが、いかに悩んだかを表している。
その、散々悩んだ一番の理由は、果たしてレンジファインダースタイルが自分に合っているのか、という事。
日本人が所有しているほとんどのカメラは、一眼レフは勿論、スマホもコンパクトデジタルカメラもミラーレスカメラも、レンズが捉えた映像をそのままファインダや液晶画面に表示する一眼レフファインダー方式だ。この方式の利点は、どんな風に撮れるのかが一目瞭然なこと。微妙な誤差こそあれ、概ねどんな感じの構図で、どんな感じの明るさで、どんな感じの色味になるかがシャッターを切る前に分かるわけだ。
ところが、X-Pro2はカメラのレンズとは別に被写体を見るための専用の窓があるレンジファインダー方式。レンズを通さずに物を見るので、どんな風に写っているかが分からない。それの何処が良いの?と思うかもしれないが、このファインダのおかげで、いやぁ写真を撮るのが楽しいこと楽しいこと。これは実際に触って撮って頂かないとなかなか理解出来ない部分だと思うが、画角(写真に映る部分)の外側との兼ね合いを見ながら、えいやっ!とシャッターを切る爽快感は、エクスタシーと言っても過言ではないだろう。一眼レフスタイルは、どうしてもシャッターを切る前にファインダーを覗いて絵を探す時間が必要になる。慣れで時間を短くすることは出来るだろうが、私はそこまでプロテクニックを持っているわけではないので、ストレスを感じる程度に時間がかかるのだ(と言っても1秒位だと思うが、それでもストレスを感じるには十分な時間)。しかしX-Pro2のファインダーは、そのストレスがものすごく軽減される。撮れる絵が分からないぶん、探して悩むストレスもフリーなのだ。


人によっては、それが逆に不安になるかもしれない。特に一眼レフで完璧なイメージを構築したいと考える人には苦痛になることもあるだろう。だが、私の場合は、その分からない事がかえって心を解放させ、かつ、X-Pro2を信頼するという相棒関係のような心地よさに繋がっている。カメラをここまで相棒と感じた事は今まで無かったと思う。
正直、X-Pro2は値段が高い。誰にでもホイホイと勧められるような値段のカメラでは無いのは確かだ。しかし、シャッターを押す時に何だかストレスを感じるという人は、店頭の展示品でも良いのでX-Pro2のシャッターを切ってみてほしい。そして、その瞬間、何かを感じたとしたら、それはきっと、写真を撮る楽しさではないかと思うのだ。
p.s.
X-Pro2はハイブリットマルチビューファインダーにより、一眼レフファインダー方式にすることも出来ます。望遠レンズやマクロレンズの場合はファインダーを切り替えて使う方が良いわけですが、そういうレンズがメインの人はX-T1や、近いうちに出るであろうX-T2を買えば良いと思います。
p.s.2
写真はX-Pro2のフィルムシミュレーションACROSで撮影。撮って出し(約20MB)。ACROS独特の粒状感をお楽しみください。

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