生まれて初めてアイドルライブに行くの巻 前編

今年最初の「アラフィフおじさんが初めて行く」シリーズである。(まぁ、前回の車の買い替えも初めてシリーズではあるのだが)
なお、文中に登場する名前については、敬称を略させていただきます。
今回は、死ぬまでには行ってみたいと、以前に書いた気がするアイドルコンサートへ行くの巻。正確にはコンサートというかライブである。
コンサートとライブの違いはよく分からないが、とりあえずこのブログでは、ホール(椅子があって全員座って見られる会場)でやるのがコンサート、ライブハウス(椅子が無く全員立ち見の会場)でやるのがライブということにしようと思う。
つまり、アラフィフ(当時はアラフォー)のおじさんが生まれて初めて行ったコンサートが、以前ブログにも書いた『山下達郎 パフォーマンス2011』(その後、コンサートには行っていないわけだが)。そして、生まれて初めて行ったライブが先日3/14開催の『Negicco ファーストツアー Never Give Up Girls!!! & Rice & Snow 2015』ということになる。
Negicco知らない人は、検索エンジンで探して調べて頂ければ間違いなくファンになると思うが、とりあえず私がNegiccoを知ったきっかけは震災後に益子の仕事がなくなり、修理の依頼も少なく暇をしている時、たまたまネットで、放送中にビービー泣きながらメールを読んでいるラジオのアーカイブを見つけ、えらく純粋な人たちだなぁと検索したらNegiccoという新潟県のご当地アイドルで、しかもかなりの苦労人と知る。こから曲を探したら驚くほど名曲ぞろい。震災でブルーだった時に聴くアイドルの応援ソングはグサッと心に刺さり、速攻でオフィシャルサイトにメールを出してCDを全種類買った(当時はまだ一般販売が無くて、メールを出さないと買えなかった)という経緯である。だから2011年からファンということになる。
レコード全部買いというのは何度かあるが、アイドルのCD(しかも、まだメジャーになる前の)を全部買うという初体験、Negiccoの掲載された今まで存在すら知らなかった雑誌を買い漁る初体験など、Negiccoにはいろいろと初めて体験させて頂いたことが多かったりするので感謝の念を禁じ得ない。
そういわけで出来ることなら早めにライブにも行ってみたかったのだが、何しろ出不精な上に、見ず知らずの他人がウジャウジャと動いているのを見ると吐く、という危ない性格のため、なかなか足を運べず。
だが、そんなNegiccoが遂に宇都宮へ降臨。山下達郎コンサートだって行けたのだから、目的意識があればNegiccoだって行けるはず。とアラフィフのおじさんは重い腰を上げることになる。
とりあえずローソンでチケットをゲット。チケット購入は山下達郎コンサートでやっているので問題は無い。
問題は場所がホールではなくライブハウスというところ。そもそも文化会館ならいざいらず、ヘブンズロック宇都宮って一体どこにあるんですか?という事から始まり、ホールならガラス張りの入り口っぽい入り口があって、中に入ったらエントランスがあって、会場で席を探して座っていればいい、みたいな動線が分かるわけだが、ヘブンズロック宇都宮をネットで調べたら、どうもそういう作りではないらしい。しかもドリンク代とかよく分からんシステムもあったりして、イメージがさっぱり掴めず。
仕方がないので「ライブハウス 初心者」とか、適当に検索をかけてみたら、山のように、そういう指南ページが出てきたため片っ端から読んでみる。
で、まとめると、開場前にツアーグッズとか買って貸しロッカーに荷物を入れる。開場時間になるとチケットの番号順に呼ばれるので、それを見せて入場。中に入ったらまず500円でドリンクチケットを買って、ドリンクと交換してから、場内の好きなところで飲んで待っていると開演になる。ってことらしい。
ここまではOK。
次は、会場で一体感を作るための応援の掛け声を覚えるのがベターらしいが、これがYoutubu見たけどさっぱり覚えられず。CDは相当に聞きまくっているけれど、「完全攻略」以外は掛け声付きCDって無いからね。もっとも、熱い漢なら必死で覚えるのかもしれないが、アラフィフのおじさんが全部覚えるのは無理ですわな、さすがに。
そういうわけで、ここで一つの考えが浮かぶ。スタンディングで立ち見だから基本的にはどこに立っても自由。前の方だと、何も言えずに黙っているオッサンが一人立っていたらNegicco3人のテンションは間違いなくダダ下がりだろう。よって、口を開けてるかどうか分からないくらい出来るだけ後ろの方で立っていればいいじゃんか、と。
さて、そんなこんなで当日。6時開場なので30分前にヘブンズロック宇都宮へ。
30分前でもヘブンズロックの前には人が大勢集まっている。そして近づくたびに感じ始める場違い感(笑。なんだか濃いっすよ。オーラの密度が。なんとなく県民じゃないんですよ、空気が。明らかに各地で歴戦を繰り広げてきた猛者って感じの人たちなんですよ。屍を越えて来たぜみたいなオーラ出てるし。しかもね、ちらっと会話を聞くと、あの会場ではこうだったみたいな事を話していたりして、あぁやっぱりそうなんだ、と。
だが、ここまで来てオーラに負けて帰るわけにも行かない。ダメなら帰ろうとか自分でもツイッターに書いたわけだが、いや、もうNegiccoはヘブンズロックに居るわけだし、ここは奮起して、まず指南書通りにグッズを買わねばならない。と一階のグッズ売り場へ。
ツイッターではCDを買うとサイン会でCDにサインしてもらえると書いてあったので、これは必須。何故なら後ろの方に居たらNegiccoが良く見えないまま終わるかもしれない。せっかく宇都宮へ降臨したのに見えないまま終わったのでは末代までの恥である。ここは、しかと目に焼き付けねばならない。そのためのCDである。
それと、会場で振るためのネギライト。これは緑と白のツートンのライトで見た目がネギ。暗い会場で光るネギライトはマストバイのグッズで間違いない。
基本的にはそれでOKなのだが、指南書に、会場はくそ暑いのでタオル必須と書いてあったので緑と白のツートンタオルもゲット。
とりあえずこの3つでも結構、いい値段になってしまったので、貧乏なおじさんはここで打ち止め。外に出る。
6時になり開場。番号が呼ばれ始める。私はB組なので、たぶんかなり後の方。指南書によれば会場は暑いから薄着が良いと書いてあったが、宇都宮の3月を舐めんなよ、夕方6時に屋外で待機は超寒いんだぞ。ってことでフリース着たまま。これは正解。
自分の番号が呼ばれたので入り口の人にチケットを見せて入場。階段を降りた突き当たりでドリンク代500円を払ってチケットの半券を切ってもらう(これをモギリと言うらしい)と「残りの半券がドリンクチケットです」みたいに言われて、なるほどなるほど、みたいな。
そして会場に入ってみたら、狭っ!ちょっ狭っ!いやとりあえず狭っ!想像していた大きさの約半分。しかも暗いし天井低いし。ここにたくさん人が入っているところを想像したら、もうそれだけで気持ち悪くなってきて軽くパニックである。
だが、ここは落ち着くためにドリンク交換へ。メニューが貼ってあり選べるらしく、ソフトドリンクの他にビール類も。私はアルコールは飲まないのでオレンジジュースを注文。紙コップに入ったオレンジジュースを頂く。その後に気付くのだが、ここは「水」か「ウーロン茶」を注文するのがベスト。というのも水とウーロン茶はペットボトル。他のジュース類は紙コップでしかも氷入り。つまり開演までに飲みきって氷も何とかする必要があるわけで、始まって紙コップなんて持ち続けるのはどう考えても無謀だ。
そのうち、どんどん人が入ってきて「もっと前へ詰めてくださーい」とか言われたりして、それでも前へ行ってなるものかと流れに逆らって後ろへ行ったりしながら、ジュースを飲んで氷もガリガリ食ったりして。完全に満員電車状態。ここへ来て完全に気持ち悪くなりトイレへ行かねばと思ったら、もうトイレ前まで人がぎっちりで身動きが取れず。軽く貧血っぽいことになってきたところで、会場にNegiccoの曲が流れ始め、濃いファンたちは、それに合わせてコールを叫んだりしている。
死ぬかもしれん。このままいっそ死んだほうがましかもしれん、いや、どうせ死ぬならNegiccoを見てから。などと虚ろな感じで天井を見ていたら前の方から「おーーーー」という歓声。Negicco登場したらしい。
持ち堪えた、自分、何とか持ち堪えたっす。そして、天井を見るのをやめて前を向いたのだが、そこには想像を絶する光景があったのだった。

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