パイロット万年筆 蒔絵のKakuno


チョット前にブログで、パイロット万年筆「Kakuno(カクノ)」を買って以来、万年筆マイブームになっていると書いたが、ちょっとした遊び心でKakunoに漆を塗って蒔絵をしてみたら面白いかもしれないと思い、早速やってみた。
漆塗りをした万年筆は10,000円くらいになるので、1,000円のKakunoも半額の5,000円くらいの見た目にはなっているのではないかと、思ったり思わなかったり。
黒漆の重厚な感じにすると、ペン先のスマイルデザインが食われてしまう感じがしたので、あえて白軸(キャップ黄色)に透漆を6層塗りで赤味のある深めの茶色(これを呂色と言います)に。途中に参歩の金蒔をして、最後に24K金を少し蒔きつけて軽く研ぎ出して完成。もちろん使用したのは本漆。いかがだろうか。
仕事で金継ぎばかりやっていると、たまにはこういう真剣な馬鹿遊びもやってみたくなるものなのだ。
ちなみに、インクは万年筆専門店ペンアンドメッセージのオリジナルインク「シガー」を入れてあります。
完全に、大人のKakuno(笑)。
<追記 2014.9.4>
新しいページを作るほどではないので、追記にした。
ネットで、万年筆の書き心地を検索していたら、フォルカンというペン先は、ソフトな当りで書きやすいという記事を多く見つける。Kakunoは素材がスチールで少しカリカリしていて弾力が固めなので、どちらかというとたぶんボールペン寄り。それが書きやすさにも繋がっているのだろうが、字の練習で文字を沢山書いていると、その固めの弾力でカリカリした感じが邪魔に思えてくる。とはいえ書きやすいことには違いないので、明らかに贅沢といえば贅沢な話なのだが、そう思い始めると、案外それが気になって仕方がない。
だが、如何せん、フォルカン(正式には、パイロット万年筆のカスタム743FA、カスタム742FA、カスタムヘリテイジ912FAの3種類)は、お値段どれも2万円〜3万円。今の私にホイホイと出せる額ではない。いいなぁ、どんな感じなんだろうなぁ、と考えていて、ふと気が付いた。ペン先削ってみれば良いんじゃね?と。それで、どれくらい当りが変わるのか分かれば、いずれフォルカンに手を伸ばす日が来るやもしれない。無いものは作ればいいというのはクリエイター職人たる私の性分である。幸いダイヤモンドビットのルータは仕事道具として常備してある。削ることは造作も無い。
というわけで、ネットでフォルカンの写真を見ながら、横の凹みの削り量を計算し、マジックで印を付け、裏側も気持ち厚みを薄くする感じで、あちこちをルータで削ってみました。蒔絵Kakunoフォルカン仕様(もうデフォルトKakunoの面影はペン先の顔しか残っていませんけども、笑)。
試し書きしてみたら、確かに少し弾力が付いて書き出しがソフト。デフォルトの状態よりは、若干、当りが良くなったような感じがする。いや、たぶん錯覚ではないだろう。スチールなので変化は小さいが、これが17Kの金ペン先になれば、更に当たりの変化は顕著になることは想像に難くない。なるほどぉ。でもまぁ、字の練習程度なら、しばらくはKakunoフォルカン仕様で不満はなさそうな気がする。

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