制音作業2

先日、ハイゼット車内の制音をしたという話を書いた。
あれから、結構、快適にラジオを聴きながら車に乗っていたのだが、益子の往復(計60kmくらい)をすると、その後に耳の奥が痛くなるという現象に何度か襲われ、不思議に思っていた。制音で敷いたニードルフェルトの粉が舞っていて耳に入ったのかな、なんてことも考えたが、そういう直接的な痛さとはちょっと違う。言ってみれば、安いヘッドフォンで音楽を聴きすぎた時のような痛みである。
常日頃からラジオは聴きっぱなしなのでラジオ聴きすぎとも考えられるが、益子往復の時だけという状況をかんがみると、原因はラジオの聴きすぎではなく車内そのものにあると考えて間違いない。ってことは、制音作業をして何か変な音が出るようになったのだろうか。それとも制音によって、いままで掻き消されていた音が聞こえるようになったということか。いずれにしても音圧による影響と思われるが、音の出所が分からない。聞きたいラジオを我慢してスイッチをオフにし、車内の音を聞き分ける。
で、原因が判明。屋根の音だ。
エンジンの直接音と、車内後方からの反射音については制音した。つまり、車内の前方と後方(および一部側面)は対処したのだが、車の上下については、まったく未対応だったわけだ。正確に言えば、床面はフェルトを敷くことで制音している。しかし、あまり効果がないと感じたのは、上下対で行わなかったからなのだろう。箱の中の制音は、常に「対」で行う必要があるということだ。床面を通して車内に入ったタイヤが出す音やエンジンの路面反射音、要するにロードノイズは、そのまま天井に反響して頭の上から降ってきている。しかも、そのノイズは重低音。ちょうど頭の上に巨大なウーハーが付いていて、ドライブの最中、ずっと体がそれを聞いている状態といえる。これは耳の奥が痛くなっても仕方がない。耳が痛いというよりも、体の疲労が増していたのではないかと思う。
というわけで、再度の制音作業開始。ホームセンターでニードルフェルトを3m(1000円弱)追加購入。ハイゼットの天板の梁を外し(ネジで止まっているだけなので、ドライバーで簡単に外せる)、天井の内装を剥がしてみたところ、いやぁびっくり。内装は薄いカーペット1枚。あとは鉄板むき出しである。軽く指で天井を叩いてみたところ、ゴォォ〜ンという音。お寺の鐘の中に頭を入れているような感じである。耳の痛さは天井の反響だと納得した。
内装は3枚に分かれていて、これを梁で支える構造になっている。3枚の内装の形は異なるため、それぞれにフェルトを合わせて切り、両面テープで止める。内装の隙間から天井の音が聞こえる可能性もあるため、梁の裏にもフェルトを貼り、全てを元に戻して出来上がり。1時間くらいで出来た。
作業を終えて試験走行してみたところ、重低音がほとんど消えた。ノイズが天井に吸い込まれて消えていく感じ。ラジオの音量に変わりはないので、静かになったというよりも、体への負荷がかなり減ったという印象である。特に肩から首にかけての緊張が随分と取れた感じがした。
高級車の快適さというのは、たぶん、単なる静寂さというよりも、こういった体への負担というものも計算されているんだろうなぁ、と思う。深いなぁ制音作業。しかし、まぁ微量とは言え徐々に制音のために車体重量が増えているのは確かだ。燃費を気にすると私自身がダイエットでもしないとダメってことか。ガソリンの値段が上がるとかニュースで言ってたし。新しい車を買うと、いろいろと面倒が多いねぇ。

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