食事の支度

相変わらずアッシーとして市中引き回しにされているが、それでも比較的時間がとれるようになったので、午後は婆さんの夕食の準備をしたりしている。じつは、5月末に婆さんが栄養失調で緊急入院し、医者や家族は、もう体が衰弱して栄養を吸収できないのだろうと諦めていたのだが、見ているとゼリーなどはよく食べるようなので、たぶん、固形物を食わせることに問題の本質があるのだろうと思いたち、退院を期に、近所の電気店でフードプロセッサーを買ってきて、食事を全てペースト状にしてみたところ、旨い旨いと食が進んで元気になった。それ以来、インターネットを使って、ペースト状にしても旨い食事のレシピを探して作るのが、私の仕事になっている。時間を見つけては、和食、中華、フレンチ、イタリアンなどのレシピを見つけ、作ってはペーストにして味見する毎日。インターネットは、非常に資料も豊富で有り難いのだが、ペーストにして旨いかどうかは、(当たり前だが)どこにも記載されていないし、全部混ぜてペーストにした方が旨いのか、別々にペーストにして食べる人間が混ぜて食う方が旨いのかも分からないので、こればかりはやってみるしかない。今では、かなりのデータが取れたので、もう少したまったら、本でも書いて印税取れそうだな、などと思ったりしている。いや、それは冗談だが、ペーストにして旨い老人のための食事レシピがあったら、売れるだろうとは、本当に思っている。