部屋が片付かない

 荷造りを始めて、もう6日目なのに、一向に部屋の見た目に変化が出ないのは如何なものか。無論、サボっているわけではない。荷の整理以外にも転居関係の諸手続きで多少出歩いてはいるものの、1日のほとんどは部屋で何かしらを動かしている。にもかかわらず部屋は片付かない。
 いや、むしろ状況は日進月歩で悪化しているかもしれない。増えるダンボール箱によって居住空間が圧迫。窓辺に堆く積まれたゴミ袋によって日照条件は悪くなり、薄明かりの部屋の中の雑然とした眺望が魔物にも見えてくる。
 もっとも遅々として荷造りは進まないが悪いことばかりではない。淡々と荷物を整理していると、自分を形成するために自らが集めた情報の何たるかを考えさせられる。更には、今後の自らを形成することのヒントを感じたりもする。感じたことをメモしようかとも思うのだが、メモをすれば、またメモ用紙がゴミとなる可能性もあり、それが嫌で結局は忘却している現状ではあるが。
 こうした生産性の無い日常をあと何日続ければ荷造りは完了するのだろうか。一人、淡々と労働する先に、明日はあるのか。ないと困るんですけど。